付き合えてうれしいはずなのに、気づけば不安なことばかり考えている。
返信が少し遅いだけで胸がざわざわして、楽しかったデートのあとでさえ「嫌われていないかな」と振り返ってしまう。
うまくいっているのに不安になる自分に、疲れてしまっている人もいるかもしれません。
この記事では、恋愛で不安がふくらみやすい場面を4つに分けて、それぞれの場面での気持ちの落ち着かせ方を紹介します。
あわせて、不安の感じ方に関わる性格の傾向を、心理学の性格モデル「ビッグファイブ」の考え方から見ていきます。
恋愛で不安になるのは、大切に思っているから
どうでもいい相手のことで、ここまで心が動くことはあまりありません。
不安になるのは、その人との関係を大切にしたい、失いたくない、という気持ちの裏返しとも考えられます。
付き合う前は「この人は自分をどう思っているんだろう」、付き合ってからは「この関係はいつまで続くんだろう」。
形は変わっても、恋愛には不安がついて回ると感じる人は多いようです。不安を感じる自分を、責めなくて大丈夫です。
ただ、不安でずっと眠れない、食事がのどを通らない、仕事や勉強が手につかない、といった状態が続くときは、ひとりで抱えこまずに、信頼できる人や専門の相談窓口に話してみてください。
心が揺れやすい人の恋の感じ方
不安の感じ方には、もともとの性格の傾向が関わっていることがあります。
ビッグファイブでは、気持ちの揺れにくさを「心の安定」という傾向でとらえます。この傾向が低めの人、つまり心が揺れやすい人は、小さな出来事にも気持ちが大きく動きやすいとされます。
たとえば、相手のLINEがいつもより短い。スタンプがない。電話の声が少し眠そう。
心が揺れやすい人は、こうした小さな変化にすぐ気づき、「何かあったのかな」「自分のせいかな」と考えが広がっていくことがあるようです。
一方で、その敏感さは、相手の疲れや元気のなさにいち早く気づける力でもあると考えられます。
「今日しんどそうだね」と声をかけられる。相手の小さな喜びを、自分のことのようにうれしく感じられる。心が揺れやすい人の恋には、そんな深さもあると考えられます。
不安をゼロにしようとするより、「揺れやすい自分」とうまく付き合う方法を持っておくほうが、楽になりやすいかもしれません。ここからは、場面ごとに見ていきます。
▶ 自分に自信が持てず、恋愛で不安になりやすい人は、こちらの記事も参考にしてみてください
場面1: 返信を待っているとき
送ったメッセージに既読がつかない。既読になったのに、返信がこない。
スマホを手に取っては置いて、通知が鳴るたびにドキッとする。そんな時間は、実際の数時間よりずっと長く感じられるものです。
返信の速さだけで、相手の気持ちは判断できません。
仕事中、移動中、疲れて寝てしまった、返事の内容を考えている途中。返信が遅くなる理由は、あなたとは関係のないところにあることも多いようです。
落ち着かせ方
- スマホを別の部屋に置く、通知をいったんオフにするなど、「見ない時間」を決める
- 待っているあいだにやることを先に決めておく(お風呂、動画を1本、洗い物など)
- 不安な考えが浮かんだら、「これは事実?それとも想像?」と一度だけ自分に聞いてみる
場面2: 会ったあと、ひとりになったとき
デートは楽しかったはずなのに、帰りの電車や家に着いてから、ふと不安が押し寄せる。
「あの一言、言わなければよかった」「別れぎわ、少し素っ気なかった気がする」。会話をひとつずつ思い出しては、ひとり反省会が始まってしまう。
楽しい時間のあとは、気持ちの落差が大きくなりやすいと言われます。一緒にいた温かさがなくなったぶん、さみしさが不安の形で出てくることもあるようです。
落ち着かせ方
- 反省会の代わりに、今日の「楽しかったこと」を3つ思い出してみる
- 帰り道に好きな音楽を聴く、温かい飲み物を用意するなど、自分をいたわる習慣をつくる
- 気になる一言があっても、「今日はありがとう。楽しかった」と短く送って、気持ちに区切りをつける
場面3: 相手の予定や交友関係が気になるとき
休日は友達と出かけると聞いた。飲み会の写真に、知らない人が写っていた。
自分の知らない相手の時間があると、胸のあたりが落ち着かなくなって、あれこれ想像してしまう。
相手の予定そのものより、「わからない」という状態が不安を大きくしている場合もあるようです。
ただ、相手の予定をすべて把握しようとすると、ふたりとも息苦しくなってしまうかもしれません。
落ち着かせ方
- 相手が出かけている時間を、自分の好きなことをする時間にあてる
- 気になることは、問いつめる形ではなく「楽しんできてね。帰ったら話を聞かせて」と、ゆるやかに伝える
- 「知らない時間があっても、ふたりの関係は続いている」と、自分に言葉をかけてみる
▶ 相手の行動が気になって、つい縛ってしまいそうな人は、こちらの記事も参考にしてみてください
場面4: 将来のことを考えたとき
このまま付き合っていて大丈夫かな。結婚の話は出るのかな。いつか離れてしまったらどうしよう。
今はうまくいっているのに、先のことを考えはじめると、不安が止まらなくなることがあります。
心が揺れやすい人は、まだ起きていない未来を、悪いほうへ想像しやすい傾向があるとも言われます。
けれど、未来はまだ決まっていません。頭の中の「うまくいかない未来」は、たくさんある可能性のうちの一つにすぎないのかもしれません。
落ち着かせ方
- 「今日」「今週」くらいの近い未来に目を向けてみる(次に会う日に何をしたいか、など)
- 将来の不安を紙に書き出して、「今できること」と「今は決められないこと」に分けてみる
- 大事なことは、ひとりで結論を出さずに、気持ちが落ち着いているときにふたりで話す
不安を相手に伝えるときのコツ
不安を全部飲みこむ必要はありません。でも、ぶつけるように伝えると、相手も身構えてしまいます。
伝えるときは、次の3つを意識してみてください。
- 「あなたが」ではなく「私が」で話す:「なんで返信くれないの」ではなく、「返信がないと、ちょっと不安になっちゃうんだ」
- 責めるのではなく、お願いにする:「遅くなりそうなときは、一言だけくれるとうれしい」
- 落ち着いているときに話す:不安がピークのときより、気持ちが凪いでいるときのほうが、言葉を選びやすいようです
自分の揺れやすさを知ってもらえると、相手も「そういうときは一言送ろう」と工夫しやすくなるかもしれません。
ひとりで抱えていた不安が、ふたりで扱えるものに変わっていくこともあります。
自分の心の揺れ方を知るには
恋愛での不安の感じ方には、心の揺れやすさなど、もともとの性格の傾向が関わっていることがあります。
自分がどんな場面で揺れやすいのかを知っておくと、不安が来たときに「あ、いつものあれだ」と少し落ち着いて受け止めやすくなるかもしれません。
たとえば診断には、「小さな光も見のがさない、繊細でやさしい恋」のほたるタイプがあります。変化に敏感で深く感じとれる一方で、不安を感じやすい場面もあるタイプです。
ほたるタイプの結果には、こんなアファメーションが添えられています。
私の繊細さは、愛を深く感じとる力だ。
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※心理学の考え方をもとにした診断です。不安の強さや、ふたりの関係がうまくいくかどうかを判定するものではありません。
まとめ
- 恋愛で不安になるのは、その関係を大切に思っている気持ちの裏返しかもしれない
- 心が揺れやすい人は小さな変化に気づきやすく、そのぶん不安もふくらみやすいとされる。一方で、相手を深く感じとれる力でもある
- 返信待ち、会ったあと、相手の予定、将来。場面ごとに落ち着かせ方を持っておくと、揺れに飲みこまれにくくなる
- 不安を伝えるときは、「私は」で話し、責めずにお願いの形にする
不安がやってくる日があっても、それはあなたの恋が弱いからではありません。
揺れながらでも、大切な人との時間を少しずつ味わっていけたらいいですね。
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