好きになるのは、いつも少し手の届かない人。
気づけば自分ばかりが連絡して、予定を合わせて、相手の反応に一喜一憂している。
かと思えば、まっすぐ好意を向けてくれる人が現れると、なぜか気持ちが引いてしまう。
「追われる恋のほうが幸せになれる」とよく聞くけれど、自分はそうなれない。そんなもどかしさを感じている人もいるかもしれません。
この記事では、追いかける恋と追われる恋をそれぞれの良さから比べ、心理学の性格モデル「ビッグファイブ」の考え方をヒントに、自分に合った恋の形を考えていきます。
「追う恋」と「追われる恋」とは
追いかける恋は、自分のほうが気持ちが大きく、相手に近づこうと動いている恋のこと。
追われる恋は、相手のほうが積極的で、自分は好意を受けとる側にいる恋のこと。
どちらも、はっきりした定義があるわけではなく、ふたりの気持ちの温度差を表す言い方として使われることが多いようです。
同じ人でも、相手によって追う側になったり、追われる側になったりすることもあるようです。
「私は追う側の人間だ」と決めつけなくても大丈夫です。
追いかける恋の良さと、疲れやすいところ
良さ
- 自分から「好き」を選んでいるので、気持ちに迷いが少ない
- 相手に近づくために、新しいことに挑戦したり、自分を磨いたりする力がわきやすい
- 少しずつ距離が縮まる過程に、大きな喜びを感じられる
疲れやすいところ
- 連絡するのも、会う約束を取りつけるのも、いつも自分から。返事を待つ時間が長くなりがち
- 相手の小さな反応に振り回され、気持ちの浮き沈みが大きくなる
- 「私ばかり好き」というさみしさが、少しずつたまっていく
追いかける恋そのものが悪いわけではありません。
ただ、自分だけが走り続ける状態が長く続くと、心も体も息切れしやすいようです。
追われる恋の良さと、苦手に感じるところ
良さ
- 大切にされている実感があり、安心して過ごしやすい
- 相手の気持ちを疑う時間が少なく、自分のペースを保ちやすい
- 好意をまっすぐ向けてもらうことで、自分を肯定しやすくなる
苦手に感じるところ
- 好意を向けられると、なぜかプレッシャーに感じる
- ドキドキする感覚が少なく、「これって恋なのかな」と迷う
- 相手の気持ちに応えなければ、と申し訳なさが先に立つ
「追われる恋 苦手」と検索する人がいるように、追われると落ち着かない人は少なくないようです。
好意を受けとるのが苦手なのは、わがままでも冷たいわけでもありません。心地よいと感じる恋の形が、人によって違うだけなのかもしれません。
▶ 好意を向けられると急に冷めてしまう、と悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください
追いかけたくなるのは、想像力が豊かだから
いつも追いかける側になりやすい人の背景には、「想像力・好奇心」という性格の傾向が関わっていることがあります。
心理学では「開放性」と呼ばれる傾向で、新しいことや、まだ知らない世界にひかれる気持ちの強さを表すと言われます。
「まだわからない」ことに心が動く
想像力・好奇心が強い人は、相手のことを全部知っている状態より、「この人はどんなことを考えているんだろう」と想像できる余白に心が動きやすいようです。
少しつかみどころのない人、自分とは違う世界を持っている人に惹かれるのは、そのためかもしれません。
追いかける時間そのものが、相手を知っていく冒険のように感じられる。そんな楽しさもあるのだと思います。
追われると、想像の余白がなくなる
反対に、相手が最初から気持ちをまっすぐ見せてくれると、想像する余地が少なくなるのかもしれません。
想像力・好奇心が強い人にとっては、それが「わかりやすすぎる」と感じられ、ときめきが生まれにくくなることもあるようです。
追われる恋が苦手なのは、相手に魅力がないからではなく、自分の心が動くポイントが「未知」のほうにあるから、とも考えられます。
想像がふくらみすぎることも
一方で、想像力が豊かな人は、相手の短い返信やちょっとした沈黙から、あれこれ物語をつくってしまうこともあります。
追いかける恋で疲れやすいのは、目の前の相手だけでなく、頭の中の相手とも向き合っているから、なのかもしれません。
想像力は、恋を豊かにしてくれる力でもあると思います。
その力を「相手を追いかけること」だけに使うのではなく、ふたりで新しいことを楽しむほうに向けると、恋の景色が少し変わってくるかもしれません。
どちらでもない「並んで歩く恋」という形
追うか、追われるか。恋をその2つで考えていると、どちらかが走り、どちらかが待つ関係になりやすいと言われます。
でも、恋にはもう一つ、「並んで歩く」という形もあります。
並んで歩く恋は、どちらかがリードし続けるのではなく、ときには自分から、ときには相手から、気持ちを差し出し合う関係です。
たとえば、こんな小さなところから始められます。
- 連絡のバトンを渡してみる:いつも自分から送っているなら、一度だけ相手からの連絡を待ってみる。いつも待っているなら、自分から「今日こんなことがあったよ」と送ってみる
- 「一緒にはじめて」を楽しむ:行ったことのない場所、食べたことのない料理。想像力・好奇心を、ふたりで新しいことを見つける方向に使ってみる
- 気持ちの温度差を言葉にする:「最近ちょっと私ばかり追いかけている気がして、さみしかった」と、責めずに伝えてみる
追いかけるドキドキも、追われる安心も、並んで歩く心地よさも、どれか一つが正解というわけではありません。
今の自分がどの形でいちばん自分らしくいられるか。それを知ることが、心地よい恋への近道なのかもしれません。
▶ 駆け引きのような恋に疲れている人は、こちらの記事も参考にしてみてください
自分の恋の形を知るには
追いかけたくなるか、追われるほうが落ち着くか。そこには、想像力・好奇心など、もともとの性格の傾向が関わっていることがあります。
自分がどんなところに心を動かされやすいのかを知っておくと、恋の相手選びや距離のとり方を考えるヒントになるかもしれません。
たとえば診断には、「その瞬間のときめきを大切にする、自由な恋」の風のタイプがあります。決まった形にとらわれず、気持ちに素直に動けるタイプです。
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私の自由な心は、ふたりの毎日に新しい風を運ぶ。
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※占いではなく、心理学の考え方をもとにした診断です。追う側か追われる側かを決めるものではありません。
まとめ
- 追いかける恋は、自分から好きを選べる喜びがある一方、ひとりで走り続けると疲れやすい
- 追われる恋は、安心感がある一方、ときめきが少なく感じたり、プレッシャーになったりすることもある
- 追いかけたくなる背景には、「まだわからない」ことに心が動く、想像力・好奇心の傾向が関わっていることがある
- 追うか追われるかの二択ではなく、気持ちを差し出し合う「並んで歩く恋」という形もある
どちらの恋が幸せかは、人によって違います。
あなたの心がいちばん自然に動く恋の形を、ゆっくり見つけていけたらいいですね。
▶ ほかの恋愛の悩みは「恋愛の悩み一覧」にまとめています
免責
この記事は、心理学の考え方をもとにした一般的な情報です。すべての人にあてはまるものではなく、結果や効果を保証するものではありません。恋愛タイプ診断は、Fortune Design Clubが独自に作成した簡易的な診断で、占いや医学的な診断・検査ではありません。自分を知るためのヒントとしてお使いください。つらい気持ちが続くときや、心や体の不調が気になるときは、ひとりで抱えずに、信頼できる人や専門の相談窓口に相談してください。


