「すぐに返信しないほうがいいよ」
「たまには少し冷たくしてみたら?」
恋愛の相談をすると、そんなアドバイスをもらうことがあります。でも、正直どれもしっくりこない。
好きな人からLINEが来たら、うれしくてすぐ返したい。会いたいなら、会いたいと言いたい。
駆け引きが大事と言われるたびに、「自分は恋愛に向いていないのかな」と感じている人もいるかもしれません。
この記事では、駆け引きする恋とまっすぐな恋を並べて、それぞれの良さを比べてみます。そのうえで、駆け引きが苦手な理由を心理学の性格モデル「ビッグファイブ」から考え、駆け引きをしなくても距離を縮められる方法を紹介します。
恋愛の駆け引きとは
恋愛の駆け引きとは、相手の気を引くために、自分の気持ちや行動をあえて調整することを指す場合が多いようです。
返信のタイミングをずらす、好意をすぐには見せない、少し距離をとってみる、といった行動がよく挙げられます。
もともとは「押したり引いたり」のバランスをとる、という意味で使われることが多い言葉のようです。
ただ、どこからが駆け引きなのか、はっきりした線引きはありません。
なお、わざと返信を遅らせて相手を不安にさせる、ほかの人の存在をちらつかせるなど、相手の気持ちを揺さぶる方法は、信頼を損ないやすいとも言われます。この記事では、そうした駆け引きはおすすめしません。
駆け引きが苦手・疲れると感じる人は多い
「駆け引き めんどくさい」「駆け引き いらない」。そんな言葉で検索する人がいることからも、駆け引きに疲れている人は少なくないようです。
- 返信を何分待てばいいか考えているうちに、何を送りたかったのか忘れてしまう
- 相手の返信の速さや文面から、気持ちを読みとろうとしてぐったりする
- 「押すべきか、引くべきか」を考えるたびに、恋が楽しくなくなる
- わざとそっけなくした日の夜、ずっと罪悪感が残る
駆け引きが苦手なのは、恋愛が下手だからではありません。
自分に合わないやり方を無理に続けようとして、疲れてしまっているだけかもしれません。
「駆け引きする恋」と「まっすぐな恋」、それぞれの良さ
どちらが正しいというものではありません。それぞれに良さがあり、合う人・合わない人がいると考えられます。
駆け引きする恋の良さ
- 相手のペースを見ながら、少しずつ距離を縮められる
- 気持ちを見せすぎないことで、自分の心を守りやすい
- 恋のドキドキや、先の読めない楽しさを味わいやすい
駆け引きする恋で起きやすいこと
- 本音が伝わるまでに時間がかかる
- お互いに相手の出方を待って、なかなか進まないことがある
まっすぐな恋の良さ
- 気持ちがそのまま伝わるので、誤解が起きにくい
- 相手が安心しやすく、信頼を育てやすい
- 自分を偽らなくていいので、心が疲れにくい
まっすぐな恋で起きやすいこと
- 気持ちを見せたぶん、相手の反応に一喜一憂しやすい
- 相手のペースが自分よりゆっくりだと、温度差を感じることもある
こうして並べると、駆け引きもまっすぐさも、それぞれ「自分や相手を大切にしようとする形」の一つだと見えてくるかもしれません。
どちらかに決める必要はなく、自分が心地よいと思えるほうを選んでいいのだと思います。
▶ 追いかける恋・追われる恋のどちらが自分に合うか悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください
駆け引きが苦手なのは、相手の気持ちを大切にしたいから
駆け引きがどうしても苦手な人の中には、共感力が高い人が多いようです。
共感力とは、相手の気持ちを自分のことのように想像する性格の傾向のことで、心理学では「協調性」と呼ばれています。
共感力が高い人は、駆け引きの「その先」まで想像してしまいがちなのかもしれません。
返信をわざと遅らせたら、相手は今ごろ不安になっているかもしれない。そっけなくしたら、傷つけてしまったかもしれない。
自分が同じことをされたらつらいとわかるからこそ、手が止まってしまうのでしょう。
これは、恋愛に向いていないということではありません。
相手を不安にさせてまで気を引きたくない、という気持ちは、むしろ恋人として一緒にいる人にとって、大きな安心になることもあると考えられます。
ただ、共感力が高い人は、相手に合わせすぎて自分の気持ちを言いそびれることもあるようです。
駆け引きをしないことと、何でも相手に合わせることは別のもの。「駆け引きはしないけれど、自分の気持ちはちゃんと伝える」。このバランスを意識してみると、まっすぐな恋がもっと心地よくなるかもしれません。
駆け引きしなくてもできる、距離の縮め方
駆け引きをしなくても、相手との距離を縮める方法はあります。
ここでは、相手を不安にさせずにできることを3つ紹介します。
1. 「うれしい」を、その場で言葉にする
誘ってもらえた、話を覚えていてくれた。そんなときに「うれしい」と短く伝えるだけで、相手は「この人といると楽しい」と感じやすくなるようです。わざと反応を抑えるより、ずっとシンプルです。
2. 返信は、自分のペースで
すぐ返したいときはすぐ返していいし、忙しいときは落ち着いてから返せば大丈夫です。ポイントは、相手を試すために遅らせるのではなく、自分の生活のペースに合わせること。無理がないぶん、長く続けやすいはずです。
3. 相手の予定や気持ちを、一度たずねる
「会いたい」と伝えるときに、「今週忙しい?」と相手の状況も一言たずねる。気持ちを押しつけるのではなく、相手が答えやすい余白を残しておくと、まっすぐさが重たく感じられにくいかもしれません。
「まっすぐに伝えたら、重いと思われないかな」と不安になることもありますよね。相手の返事を待つ余裕を少し持っておくだけでも、伝わり方はやわらかくなるようです。
▶ 気持ちを伝えたら「重い」と言われて悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください
自分の恋のスタイルを知るには
駆け引きが得意か苦手かには、相手の気持ちを想像する共感力のような、もともとの性格の傾向が関わっていることがあります。
自分がどんなスタイルで恋をすると心地よいのかを知っておくと、周りのアドバイスに振り回されにくくなるかもしれません。
診断には、「本音で向き合い、対等でいたい恋」のまっすぐタイプがあります。率直に気持ちを伝えられて、自立した関係を心地よく感じやすいタイプです。駆け引きをしない恋を選びたい人にとって、ひとつのヒントになるかもしれません。
まっすぐタイプの結果には、こんなアファメーションが添えられています。
私の正直さは、信頼をつくる力になる。
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※占いではなく、心理学の考え方をもとにした診断です。駆け引きの上手・下手を判定するものではありません。
まとめ
- 恋愛の駆け引きとは、相手の気を引くために気持ちや行動をあえて調整すること。線引きは人によって違う
- 駆け引きが苦手なのは、恋愛が下手だからではない。自分に合わないやり方に疲れているだけかもしれない
- 駆け引きする恋にも、まっすぐな恋にも、それぞれ良さがある。自分が心地よいほうを選んでいい
- 共感力が高い人は、相手を不安にさせたくなくて駆け引きが苦手になりやすい。気持ちを伝えることは忘れずに
- 「うれしい」をその場で言う、返信は自分のペースで、相手の状況も一言たずねる
駆け引きをしない恋は、遠回りに見えるかもしれません。
でも、うそのない言葉で少しずつ近づいた関係は、あなたにとっていちばん安心できる場所になっていくのかもしれません。
▶ ほかの恋愛の悩みは「恋愛の悩み一覧」にまとめています
免責
この記事は、心理学の考え方をもとにした一般的な情報です。すべての人にあてはまるものではなく、結果や効果を保証するものではありません。恋愛タイプ診断は、Fortune Design Clubが独自に作成した簡易的な診断で、占いや医学的な診断・検査ではありません。自分を知るためのヒントとしてお使いください。つらい気持ちが続くときや、心や体の不調が気になるときは、ひとりで抱えずに、信頼できる人や専門の相談窓口に相談してください。


