好きな人が向こうから歩いてくると、つい別の道を選んでしまう。
せっかく話しかけてもらえたのに、そっけない返事しかできなかった。
家に帰ってから「なんであんな態度をとったんだろう」と、ひとりで落ち込む。
反対に、気になる人から急に目をそらされるようになって、「嫌われたのかな」とモヤモヤしている人もいるかもしれません。
この記事では、好き避けを「してしまう側」と「されているかもと感じる側」の両方から、気持ちの背景と、少しずつ距離を縮めるためのヒントをまとめます。
好き避けとは
好き避けは、好きな人に対して、かえって避けるような態度をとってしまうことを指す言葉として使われています。
目を合わせない、話しかけられても短く切り上げる、みんなの前では近づかない、LINEの返信がそっけない。表れ方は人によってさまざまです。
よく「嫌い避け」との違いが話題になりますが、この記事では見分け方は扱いません。
態度だけで相手の本心を言い当てることは、誰にもできないからです。
そのかわり、する側・される側それぞれが、今の気持ちとどう付き合えばいいかを一緒に考えていきます。
【する側】好きなのに避けてしまうのはなぜ?
「好きなら近づけばいいのに」と、自分でもわかっている。それでも、体が勝手に逃げてしまう。
好き避けをしてしまう人の多くは、そんな自分にいちばん困っているのではないでしょうか。
その背景には、もともとの性格の傾向が関わっていることもあるようです。ここでは「人とのエネルギー」の向きに注目してみます。
注目されると緊張する(人とのエネルギーが内向き)
大勢でわいわい過ごすより、ひとりや少人数でいるほうが落ち着く。
人とのエネルギーが内向きの人は、人と関わる場面で少しずつ気力を使い、ひとりの時間で回復する傾向があると考えられています。心理学では「外向性」と呼ばれる性格の、控えめな側にあたります。
そういう人にとって、好きな人の前は、いつも以上にエネルギーを使う場所なのかもしれません。
見られている気がする。何か気のきいたことを言わなきゃと思う。頭の中が一気に忙しくなって、とっさに「その場を離れる」を選んでしまう、ということもあるようです。
避けているのは相手ではなく、緊張でいっぱいになった自分を落ち着かせるためのひと休み。
そう考えてみると、少しだけ自分を責めずにすむかもしれません。
気持ちがバレるのが恥ずかしい
もうひとつよく聞くのが、「好きなのが顔に出ていそうで恥ずかしい」という気持ちです。
周りに冷やかされたくない。相手に気づかれて、今の関係が気まずくなるのがこわい。
そう思うほど、好きな人の前でだけ普通にふるまえなくなることがあります。
ほかの人とは笑って話せるのに、その人の前だけ無口になる。
ちぐはぐに見えるかもしれませんが、それだけ相手が特別な存在になっている、ということでもありそうです。
ひとりの時間で気持ちを整える人は、自分の中で気持ちを大切に温めてから外に出したい、と感じることも多いようです。まだ外に出す準備ができていない気持ちを、とっさに隠そうとしているだけなのかもしれません。
【する側】好き避けをやめたいときの小さな練習
いきなり「普通に話せる自分」になろうとすると、かえって緊張がふくらんでしまうことがあります。
ここでは、エネルギーを使いすぎずにできる、小さな練習を3つ紹介します。
あいさつだけは、自分からする
「おはよう」「おつかれさま」の一言だけで大丈夫です。会話を続けようとしなくてかまいません。
あいさつが言えたら、その日はもう十分。そっけなくしてしまった日があっても、翌日のあいさつで少し取り戻せることがあります。
目を見て一言だけ返す
話しかけられたとき、1秒だけ目を合わせて返事をしてみます。
じっと見つめる必要はありません。「目を見てくれた」というだけで、相手が受け取る印象はやわらぐことが多いようです。
直接がむずかしい日は、LINEから
顔を合わせると固まってしまう人は、文字のやりとりのほうが自分らしくいられることもあります。
「今日はそっけなくてごめん、ちょっと緊張してた」と一言送るだけでも、避けたような態度の誤解を小さくできるかもしれません。
避けてしまった回数を数えるより、「今日はあいさつできた」を数えていく。そのくらいのペースで十分です。
▶ 好きな人の前で言葉が出てこなくて悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください
【される側】避けられている気がするときの考え方
ここからは、好きな人に避けられている気がして悩んでいる人に向けて書きます。
目が合ったのに、すっとそらされた。
前は話しかけてくれたのに、最近はグループでいるときしか近くに来ない。
「これって好き避け?それとも本当に嫌われた?」と、夜中に何度も検索してしまう気持ちは、とてもよくわかります。
ただ、態度だけで相手の気持ちを見分ける方法はありません。
好き避けだと決めつけると期待しすぎて苦しくなり、嫌われたと決めつけると必要以上に落ち込んでしまう。どちらに転んでも、つらくなりやすいようです。
本当のところは、相手に確かめる以外にわからない。まずはそう受け止めておくと、頭の中のぐるぐるが少し静かになるかもしれません。
そのうえで、覚えておいてほしいことがあります。
相手の態度が変わった理由は、忙しさや体調、その人自身の緊張など、あなたとは関係のないところにあることも少なくありません。
避けられているように見えるからといって、あなたに何か問題があるとは限りません。
▶ お互い好きかもしれないのに関係が進まなくて悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください
【される側】相手が話しやすくなる関わり方
相手の気持ちはわからなくても、自分の関わり方は選べます。
もし相手が、人前で緊張しやすい人だとしたら、こんな関わり方がやさしく届くかもしれません。
- 大勢の前より、ふたりか少人数のときに声をかける:周りの目が少ないほうが、力を抜いて話せる人もいます
- 短い返事を「そっけない」と受け取らない:言葉が少ないのは、考えながら話しているからということもあります
- 一言で返せる話題から始める:「今日の雨すごかったね」くらいの軽い話題だと、相手も答えやすくなります
- 自分の気持ちも少しだけ見せる:「話せてうれしかった」と軽く伝えると、相手が安心して近づきやすくなることがあります
一方で、何度声をかけても明らかに困った様子が続くなら、少し距離を置くのもひとつのやさしさです。
追いかけるのをやめることは、諦めることと同じではありません。自分の心を守りながら、相手のペースも大切にする。そんな選び方もあると覚えておいてください。
自分の距離のとり方を知るには
好きな人との距離のとり方には、人とのエネルギーの向きなど、もともとの性格の傾向が関わっていることがあります。
自分がどんな傾向を持っているのかを知っておくと、「避けてしまう自分」や「避けられて不安な自分」を、少しやさしく見られるようになるかもしれません。
診断には、「静かに、深く、長く想う恋」の月あかりタイプがあります。
ふたりだけの落ち着いた時間を大切にし、気持ちを伝えるまでに時間をかける傾向のあるタイプです。
好き避けに悩む人の中には、この静かな想い方に近い人もいるかもしれません。月あかりタイプの結果には、こんなアファメーションが添えられています。
私の静かな想いは、ちゃんと相手に届いている。
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※占いではなく、心理学の考え方をもとにした診断です。相手が好き避けをしているかどうかを判定するものではありません。
まとめ
- 好き避けは、好きな人をかえって避けてしまうこと。態度だけで本心を見分けることはできない
- する側は、人とのエネルギーが内向きで緊張しやすいことや、気持ちがバレる恥ずかしさが背景にあると考えられる
- やめたいときは、あいさつ・目を見て一言・LINEから、と小さく始めてみる
- される側は、好き避けかどうかを決めつけず、相手が話しやすい関わり方を選んでみる
避けてしまう人も、避けられて悩む人も、相手を大切に思う気持ちは同じなのかもしれません。
あせらず、自分に合った距離の縮め方を見つけていってください。
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免責
この記事は、心理学の考え方をもとにした一般的な情報です。すべての人にあてはまるものではなく、結果や効果を保証するものではありません。恋愛タイプ診断は、Fortune Design Clubが独自に作成した簡易的な診断で、占いや医学的な診断・検査ではありません。自分を知るためのヒントとしてお使いください。つらい気持ちが続くときや、心や体の不調が気になるときは、ひとりで抱えずに、信頼できる人や専門の相談窓口に相談してください。


